2013年3月26日火曜日

冬の蝉



朝の散歩の途中で見つけた蝉の骸
ある歌を思い出した
さだまさしの
冬の蝉
当時は深く考えずに聞き流したが
蝉の骸が何か大事なものを教えてくれた
そんな気がした


時として人は季節を違えて生まれる事がある
冬の蝉のように
けれど短い時代を悲しみもせずに
鳴き尽くせたら誰も嘘と呼びはしない

時として花は季節を違えて咲き匂う事がある
早い春のように
迷い咲きと呼ばれて疑いもせずに
咲き尽くしたら誰も嘘と呼びはしない
せめて蒼い空を埋める
風の色になれ
いつか時の流れを超えて
実を結ぶ日も来る
心は心
花は花
何処で散るかは風に訊け

せめて枯野を駆け巡る
夢と呼んでも
いつか時の流れを超えて
真実になる日が来る
命は命
夢は夢
何処で咲くかは風に訊け

『ケータイでの接写は本当にピントが合わない・・・』

2013年3月19日火曜日

午後4時42分 ー 16:42



止まっていた時間が動き出す

前と変わらず一秒毎に時計の針が進む
君を連れ去る時間と
君を連れてくる時間のせめぎ合い
朝も昼も夜も
全ての刻を君に
春も夏も秋も冬も
全ての刻を君と
知ってる表情も
知らない表情も
知ってる声も
知らない声も
全ての君と巡り逢いたい
全ての君を抱きしめたい
あらゆる不条理と共に
あらゆる不利の中で
何もかも置き去りにして
ただ君へと
翼を広げ
太陽を目指すイカロスのように
ただ君へと
時計の針が止まるまで
ただ君へと

ただ君へと




最近無いなぁ、こうゆう気持ち

『見せたかったのは文字盤と空の青とオレンジ』

2013年3月14日木曜日

追憶


夏の日の追憶は
蟷螂と共に秋を迎え
落葉と共に冬を越し
桜と共に花咲かせ
いずれ
蟷螂に補食されて
無に還る

全ては
廻り続ける世界の一部
思い出も
夏の暑さも
紅葉の彩りも
冬の厳しさも
春の眩しさも
漆黒の後悔も
蟷螂の産卵も
機械の騒音も
美味なる晩餐も
救われぬ魂も
自我の主張も
全て
廻り続ける世界の一部

欲しいものは
既に手の中にあるのだ

『ケータイで虫を撮るのは至難の業、10枚撮って1枚ピントが合う』

2013年3月13日水曜日

世界に必要なバカ


嘘で固めた自分で
愛されるよりも

本当の自分で
嫌われた方が
気持ちいい

そう言い聞かせて
今までやって来た

本当に嫌われているかは
分からないが
たしかに
自分に正直に
生きて来た

ぼくの短所は
正直なところ

ぼくの長所は
正直なところ

そんな
世界に必要な
バカが
一人くらい
ブライダルの世界に
いてもいい

『花を撮る時は構図もさることながら、色のバランスも大事』

2013年3月12日火曜日


今日の名言

才能なきことを
憂うる必要はないが

熱意無きことを
恐れなくては
ならない

確かにその通りだ
才能など
後からいくらでも付いて来る
しかし
情熱は
自分の内からしか
湧いてこない

君の井戸は
まだ
枯れてないか?

『たまには撮りたいものをストレートに表現してみる』

2013年3月11日月曜日

3・11


今日あげる写真は非常に悩んだ
毎日の連続の中の1日
だけど 3・11と言う特別な日
どんな言葉を並べても
どんな写真を連ねても
多分しっくりこない
きっと嘘くさくなる
そんな気がして
こんな写真を選んでみた
見る者によって形を変える写真

あなたには何が見えるだろう?
その心には何が映るだろう?

願わくば
やさしい色であってほしい
そして
暖かい形であってほしい

『一瞬失敗に思える写真も捉え方一つで姿を変える
この世に失敗など無いのかも知れない』

2013年3月5日火曜日

3文字


奇麗な空を見た
美味しいものを食べた
楽しい映画を観た
素敵な夜景を見た
感動的なオペラを観た
のどかな温泉に行った
ひなたぼっこをした
遊園地に遊びにいった
けんかした
仲直りした
パリのサンジェルマン大通りを散歩した
グランヴィルアイランドで買い物した
どこまでも歩いた

3文字足りない

不幸とは常に3文字足りない状態の事だ

キミと

キミとどこまでも一緒に

『説明するのも面倒だが、ケータイでオート』