2012年2月23日木曜日

リセット


新作登場
と言うか撮影が追いつかないペースで作っては壊しを続けている
これはたまたまいいタイミングで運良く撮影出来た一体だ
名前は無い
昔は大きな一塊からこねて形を作り出していたが
最近は細かいパーツの集合体になってきた
日々進化を続ける我が子
見習いたいところだが
この歳になるとどう進化したらよいものか
考えばかりが先行してなかなか結果につながらない
そんな時は子供と遊んでリセットだ
固定観念なんか捨ててしまえ!

『モノを際立たせるには単色背景が効果的』

2012年2月20日月曜日

人生で一番大事な事


便宜的によく「良い写真」とゆう言葉を使う
実は写真に良いも悪いも無い
好きと嫌いがあるだけだ
それは人も同じだと思う
人に良い人も悪い人も無い
性格が良いとか悪いとか
優しいとか残酷だとか
頭が良いとか悪いとか
善人だとか悪人だとか
そんなものは幻想だ
善悪など立場や目線によっていくらでも変わる
良い人になる瞬間もあれば悪人になる瞬間もある
確かなのは自分がその人をどう思うかだ
結局世の中には好きか嫌いかどうでもいいかの3種類の人間しかいない
孤独な老人に言葉巧みに近づいてお金をだまし取る詐欺師も
確かに法は犯しているかもしれないが
もしかしたら孤独な老人はそれでも幸せかもしれない
そんなものは本人にしか分からない事なのだ
この前撮影に行った教会で新郎新婦の目の前で怒鳴り散らすおばさんがいた
実はその類いの人は多いのだが
晴れの結婚式にそれはどうかと思う
改めてそうゆう人を見ると心から思う
気持ちの良い人でありたいと
「好き」「嫌い」「どうでもいい」の一つ手前
善人か悪人かは分からないが
「気持ちの良い人」「不快な人」の判断は子供でもつく
あのおばさんは間違いなく100人にとって不快な人だろう
気を付けようと思う
写真も同じなのかもしれない
気持ちの良い写真を目指したい

『太陽があって初めてこの写真は成立する、順光よりも逆光』

2012年2月16日木曜日

節電


年末に帰省したら世界が変わっていた
駅前のイトーヨーカドーが更地になり
SEIBUが駐車場になり
代わりに大きな複合施設が川沿いに出来ていた
時の流れは早いものだ
ただ残念なのは中に入っているお店が文字通り残念だった事だ
田舎の田舎たる所以だろう
たぶん二度と行かないと思う
それぐらい響かない商品群だった
久しぶりに残念と言う言葉が残念でならない帰省になってしまった
頑張れイトーヨーカドー
負けるなSEIBU
救いは少し離れたところにジャスコがあって
そこは1日いても飽きない作りになっている
ジャスコの一人勝ちな感じが気に入らないが
世の中は実力主義と言う事だ

『無駄な電飾と空のコントラストを撮ってみた、ケータイも意外にやる』

2012年2月15日水曜日


クリスマスケーキを子供がデコレート
すごい事になっている
結局このケーキは食べきれずに翌日に持ち越された
尋常じゃない甘さだ
楽しいのはデコレーションまでで
食べるのは毎年ちょっとずつ厳しくなっていく
素直にイチゴのショートケーキに出来ればいいのだが
うちの子はイチゴが嫌いだ
イチゴ嫌いの子供も珍しいが
加えて犬並の嗅覚とダシマスター並の舌で
不味いものを食べないものだから
本当に苦労する
果物や野菜は無農薬か低農薬のこだわって作ったもの意外は
一目で見分け必ず残す
我が家では神の舌と呼んでいる
問題は自分で作ったものが神の舌を満足させない事だ
結果、激甘ケーキを大人が始末するはめになる

『より立体的になっていき毎年撮影の難易度が上がっていく』

2012年2月13日月曜日

想撮


うちの子が幼稚園時代に作ったクリスマスリース
いろいろとパーツがとれて最終的にゴミ箱にあったのをサルベージ
せめて写真をと思い深夜にケータイでパチリ
仕方の無い事だが
子供が作ったものを捨てるのは忍びない
しかしうちの子はたくさんモノを作るので
全てとっておくと大変な事になってしまう
すでに屋根裏はいっぱいだ
そんな時に便利なのが写真だ
いろんな意味でカメラに感謝
記録も記憶もすべてを刻む
何気にいい仕事だ

『やはりピントがネック、とにかく大きく写す』

2012年2月8日水曜日

支配


ブログにしろfacebookにしろぐぐたすにしろ
パソコンが無ければ始まらない
そもそも写真を撮る事が生業だったのに
それすらもパソコンが無ければどうにもならない
いつの間にか生活がコンピューターに支配されている
20年前写真をはじめた頃には考えられないスピードで生活は変化している
それがいい事なのか悪い事なのかは分からないが
情報網が広がった分想像力は狭まった気がする
パソコンを前にするとそう思えて仕方ない
もう少し緩やかな変化だったならまた別の道があったのかもしれないが
このスピードについて行く為には
取るものも取らず走り出すしかなかった様にも思う
蝸牛の歩みが如く
氷柱が解ける如く
そんな人生を目指したい
少なくともパソコンの無い時代が来てもいい様に
フィルムカメラはとっておく事にしよう

『ポイントは青い空とオレンジのアパートのコントラスト』

2012年2月3日金曜日


二月三日、この日我が子は鬼になる
自ら鬼のお面をかぶり射撃用のサングラスをかけ
豆当ての的になる
我が家では飛んで来たモノをおやつとしてゲット出来る
豆以外にもチョコレートを投げたりするから
豆まきが終わる頃には袋一杯のお菓子を手に入れる事になる
それが嬉しいのだ
鬼役にはそのくらいのご褒美があってもいい
最後に庭に豆をまき
それを鳥や虫やよくわからない生き物が食べて節分は幕を閉じる
幸せとは今日一日の連続に他ならない
来年もまた可愛い鬼に会えますように

『最近のケータイは本当にいい仕事をする』

2012年2月2日木曜日

先輩


たしかに東京スカイツリーも新しくていいが
個人的にはやはり東京タワーだ
新しいものと古いもの
変わっていくものと変わらないもの
良さはそれぞれだが
古くて変わらないものに心奪われるのは
歳のせいだろうか
仕事を失っても堂々とそこに佇む東京タワーの様に
僕もそうでありたいと思う
いつまでこの世界でやっていけるか判らないが
引退した後も堂々としていられる仕事ぶりを心掛けたい

『夜でも意外とネオンはきれいに写る』

2012年2月1日水曜日

修羅の如く


空の景色に圧倒される時がある
そんな時に感じる心と体が離れる様な感覚が好きだ
洞窟で光る石を見付けた時の興奮
もしくは夜道を散歩中に見る月虹の儚さに似ている
何も持って無くても雲は流れる
何かを持っていても空は青い
時に暗雲を呼び稲妻を光らせ
虹の橋を渡し
柔らかな光を届ける
無償で行う事の偉大さと
無表情で行う事のドライさ
僕は空が好きだ
死ぬまでに一度「地球は青かった」
的な事を心の底から自然に言ってみたい

『空を撮る時どうしても電柱が気になるものだが、果たして本当に気になるのか』