もっと細かく言えば、分子、原子、電子。
この世界は夢と絶望と傲慢と犠牲とほんの一握りの原子で出来ている。
どれか一つだけ多くなる事も無く、古い秤の用にバランスを保っている。
種が芽を出し、やがて木が育ち朽ちて行く様に。
僕らもまた大きな輪の中に無造作に転がっているただの石ころだ。
削れて光る石もあれば、砕けて消える石もある。
与えられた自由はどう転がるかだけ。
派手に転げてすぐ砂になるか、静かに転がり球になるか。
正解の無い問答をただ繰り返す歴史に終止符は打たれるのだろうか?
そもそもこの世界は実在しているのか。
誰かの作った物語ではないのか。
それとも蝶の見ている夢か。
秋の散策は何気ない日常を少しだけ哲学的にしてくれる。
『陰影を捉えてみる、いつもと違うものが見えて来るかも知れない』
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