穴の中にきっと何かがいる。
子供の頃はもっと世界はキラキラしてて、いろんな事を想像してた。
木のウロ一つで半日は遊んでいられた。
大人になった今はどうだろう?
いつの間にか見えなくなったものがいっぱいある。
指の隙間からこぼれ落ちる砂の様に、どんどん無くなって行くものがある。
それを一生懸命すくう小さな手。
その手に日々救われる。
決して全てを拾えるわけではない。
ご飯はこぼすのに、それでも一番大切なものはちゃんと拾ってくれる。
泣きながら、笑いながら、怒りながら、
小さな手でこの子はちゃんと大事なものはこぼさずに拾ってくれる。
人を彩る光の部分と影の部分。
きっと子供には光の部分しかまだ無く、光を無くした分を補う為に影が出来るのだろう。
この子の光をすくって行きたい。
『写真とは光と影で出来ている』
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