もともと犬の尻尾に似ている事から、犬っころ草と呼ばれていたものが訛ってエノコログサになったらしい。
今では猫じゃらしとして定着している感がある。
つまり犬より猫が強いと言う事だ。
不思議な事に名前はいろいろ変化して行くのに、それ自体は何ら変わる事無く存在し続ける。
本人にしてみれば呼び名などどうでも良く、ただそこにいる事が大事なのかも知れない。
回りの目を気にしない強さが雑草にはある。
実はアワやキビはエノコログサの変異体であるらしい。
今では食用としては認識されていないが、粟の原種であるので食べられるのだ。
若い葉と花穂は軽く火であぶり醤油などで味付けしたり、天ぷらにしたり。
味はポップコーンに似ているとか。
ただし終戦直後大量に食べて中毒を起こした人がいるので食べ過ぎには注意。
農村では酷い飢饉の際にカラスムギなどと共にこれを食用したこともあった。
オオエノコロは粟の遺伝子が流入しているので食べやすい。
また、猫じゃらしの名の通り、これを用いて猫をじゃらすことができる。
朽葉色の猫じゃらしを見ると秋を実感する。
『風に揺れる猫じゃらしをケータイで撮るのは大変、
是非マスターしてもらいたい、撮影の幅が広がる筈』
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